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ハワイアンリズムとストレートリズムを使い分けよう

みなさん、楽しくウクレレを弾いていますか?今日はストレートリズムとハワイアンリズムの使い分けに関してお話をします。ひととおりコードも覚えて、一人でもなんとか弾き語りができるようになった中級者が対象です。少し難しいかもしれませんがついてきてくださいね。あっちなみに、ギター、ウクレレ共通の、ハワイアンミュージックを演奏するための話題です。では本題。

まずは簡単なハワイアンリズムから。ハワイアンリズムにもシンコペーション型(リズムの先取り)スパニッシュダウンストローク型(バラバラと下に向けてかき鳴らす方式)などいろいろありますので、まずは初歩の初歩、簡単なハワイアンストロークの説明から。

ハワイアンストラム(ストラムとは、コードを上下にかき鳴らす伴奏:バッキングことです)の特徴は、4拍きちきちと弾くのではなく、少し早め、または遅めにずらすのが特徴です。全体の流れをスムーズに流すために、リズムとリズムの間の空白を埋める作業です。文章ではうまく伝えられているか自信はありませんが、ハワイアンミュージックをよく聴いてもらえるとほとんどの曲がこれを行っています。

たとえば、4拍を右手上下のストロークでストラミングした場合、一小節4拍を8回弾くことになります。ワン、アン(アンド)、ツー、アン、スリー、アン、フォー、アンと8回です。

一番簡単なハワイアンストラムは、このアン、の上に右手が戻ってくるときに、少し遅らせる作業です。これをディレイドアップストロークといいます。人によっては、シャッフルと表現しますから、シャッフルのリズム、といったほうが伝わりやすいかもしれませんが、厳密に言うとシャッフルともまた少し違う。シャッフルのハワイアン形。言葉では伝わりませんし、譜面に表現できるものとも違います。ちょっとしたニュアンスというか、ハワイアンの世界では、師匠の弾くのを見てそのまま真似するのがウクレレレッスンの主流なので、言葉や譜面では伝わらないのです。

じゃあ何で文章で表現しようとするの?と言われそうですが、これを書くことによって、少しでも多くの人がハワイアンストラムの特殊さを感じてもらいたいからです。僕が日本に戻ってきて、広く活躍しているプロハワイアンバンドの実に9割ができていない現状を目にしたからです。僕は在日ハワイ人と一緒に行動することが多く、彼らのほとんどが、日本人プロハワイアンバンドにはがっかりしている現状があるからです。彼らは「説明できないけれど、何かが違う。ハワイアンではない」と口を揃えて言います。

そこで考えました。譜面に起こせないニュアンスを伝えられないものかと。日本人のDNAに刷り込まれていて、近いリズムの音楽、見つけました。阿波踊りです。

チャンカ、チャンカのリズムです。これとってもハワイアンのベーシックリズムに近いです。ダウンストロークから始まってワン、アン、ツー、アン、スリー、アン、フォー、アンと8回弾くのですが、このうち、「アン」の部分、アップストロークを遅らせると、チャンカチャンカのリズムになります。これをもっと進化させてもっとハワイアンらしくストラムできるテクニックはたくさんあるのですが、今回の趣旨から外れますので、それはまた次の機会に書くことにします。

さて、反面、ストレートリズム。これはハワイアンリズムと異なり、8回を等間隔で弾く、とてもベーシックなリズムです。ストレートリズムは、ロックやポップスに使われるリズムです。

これをさらにハワイアンっぽく聞かせるコツがあります。シンコペーション(リズムの先取り)一拍目を早めにスタートする方法、アップストロークのみを強く弾いてあげて、アクセントを加える、ダウンストロークをスパニッシュ気味にバラバラと弾く、などあります。コレもまた今度ひとつひとつ解説します。

このストレートリズム、上に書いたいくつかのテクニックを取り入れて、「コンテンポラリーハワイアン」っぽく味付けしてあげると、グルーブ(リズムの繰り返しによる波のこと)が生まれ、とてもノリの良い曲の演奏が可能となります。コンテンポラリーハワイアンと書いたのは、1960から70年代に第一次ハワイアンブームが日本でありましたが、その当時にはなかった新しいカタチの、今風のハワイアンです。1980年から2000年までの流れで、カントリーソング、ヨーデル、レゲエがハワイアン音楽に取り入れられ、より現代的な、ノリのいいハワイアンミュージックの流れです。

ハワイアンストラミングとストレートリズム、演奏する曲目によって使い分けます。どっちか片っ方を覚えるのにも時間がかかりますが、両方を同時に使いこなすためには、脳の切り替えが必要ですから、もっと時間がかかります。フラソングとノリのいいハワイアンミュージックを弾き分けるちょっとしたコツをご紹介するつもりでしたが、文章でうまく説明できるような事柄ではないな、と書いたあとで感じています。興味のある方は下のコメント欄に質問どしどしお願いします。質問に答える感じでないとうまく教えきれないです。

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  1. まとめリンク:ハワイアンらしくウクレレを演奏しよう | ハワイアンウクレレテキストブック

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質問などありましたらコメントくださいね mahalo