この項目では、個性的なウクレレをご紹介します。
この項目は、製作数の少なさから、お値段がお高いウクレレも存在しますが、時には日本での価格の半額以下で買えるお得な購入方法として、別項目、ウクレレ個人輸入虎の巻もご紹介しています。このテクニックは一度学べば簡単です。皆が幸せになる方法なので、是非挑戦してくださいね。
ウクレレの種類(その他)
★アプローズ:勉強もできてスポーツもできる同級生
ハワイのプロミュージシャンが一番良く使っているアコースティックギター、オベーションの廉価ブランド、アプローズのウクレレです。特 徴は、すべてのモデルにピックアップ(音を電気信号で拾う装置、アプローズのピックアップはとても良いクオリティです)と、ギター用のストラップピンがつ いていること。ボディー裏は、木材ではなく、樹脂製の丸いボディ。オベーション独特のサウンドホールも格好良い。ペグ(糸巻き)のクオリティーも高く、 チューニングのずれも少ない。ギタートップブランドならではのクオリティの高さです。2万5千円程度なら買いでしょう。少し重い。
廉価でありながら、プロ仕様です。バンドにオベーション弾きがいるのならこれをもたないと死んじゃいます。
★トラベルウクレレ:旅行友達
一 般にウスレレと呼ばれる。ボディーが半分の薄さで、まさに旅行向け。すばらしい。うろ覚えですが、ギタリストのよっちゃんがメーカーに言って切ってもらっ たのが日本での発祥ではないかな。けれど、現在人気急上昇中のKALAウクレレ(アメリカンブランド・KALAに関しては別記事を参照)もたくさんライン アップしています。おいらは旅行に持っていくけれど家族からに怒られる。短期出張に行けないと死んじゃう。
★ベビーウクレレ:愛しい我が子
ベビーレレ・ミニウクレレ・ポケットウクレレなどとも呼ばれる。まだ固定ジャンルとして定まっていないようで、名称もメーカーにより異なるし、大きさも様々。よってどれを手に入れるかとても迷うのです。まずかわゆい。ボディーが手のひらサイズ。それでいてちゃんと弾ける。小さいもので全長30センチくらい。ピックアップ搭載モデルも中には存在します。ポケットに入れてもネックがちょっと出るくらい。軽いカニカピラくらいなら耐えられそうなので、持ち歩きの一番の友達になること間違いなし。生まれたての赤ん坊を皆に見せびらかしに街へ出るときの父の心境になれないと死んじゃう。
★ベースウクレレ:大人になってからは、貯金のできない末っ子
縁の下の力持ち、ベースの役割をするウクレレです。サウンドの雰囲気作りをするバンドの要です。弦がこれまた面白い、シリコンゴムではありませんか。ウクレレのネックの短さでは、太い弦では耐えられませんので、このような材質になっています。切れやすいので、予備の弦がないと本当に死んじゃう。
★サイレントウクレレ:もの静かな勉強家、長女
ウクレレ練習しようとして、お母さんや奥さんにうるさいと言われたことはありませんか?我が家も同様です。音を反響しないような構造になっていますが、ス ピーカーに繋げられる構造になっていますので、ステージでも活躍しそうです。けれど、練習用ウクレレとしては高いので死んじゃう。
★バンジョーウクレレ:スーパーリザーブと呼ばれるひとつに秀でた補欠友達
小さく作ったバンジョーのボディにウクレレのネックがついています。音色は、ジョンジョン鳴ります。とても面白いです。カントリーソング向けですな。別項目 で詳しく説明しますが、ハワイアンミュージックは、カントリーの影響も受けています。曲と曲の間に入れ替えましょう。ハワイアンを幅広く演奏されている場 合は必須なのでこれがないと死んじゃう。
★リゾネーターウクレレ:顔の広い・声もでかいクラブ友達・飲み友達
金属製ウクレレ。歴史はとても古く、1920年代あたりが発祥と思われるので、ポっと出のジャンルと違い、海外では実に200以上のメーカーが手がける大きなマーケット。音は言うまでもなく、ジャキジャキと歯切れの良い金属音。新品はミラーのように光る美しさ。常に磨いて、居間に置いていないと死んじゃう。ヴィンテージものは逆に古いがゆえの重厚感。逆に磨くと美しさが損なわれる。
★アンプ内臓のウクレレ:声のでかい先生
スピーカー内臓です。以前はアンティークで酔狂 なメーカーが一時期作っていただけなので、キワモノ扱いされていましたが、最近は良いものが出回っています。ただ、ウクレレらしい音は当然のことながら失 われています。というのは、イコライザ(音域ごとに出力の大きさをコントロールする装置)機能がチープだからです。当然のことながら、重い。これを商品化 する勇気とパイオニア精神は尊敬に値しますので、先生と呼ばせていただきます。だったら、ピックアップつきのモデルをアンプにつなげた方がいいでしょ?と は思いましたが、意外にニーズはあるのです。たとえば、余計にアンプを持ち歩くのが嫌だ、けれどレッスンで生徒さんよりも大きな音で鳴らしたい人がこれを 持っていないと死んじゃう。
★ペットボトルウクレレ:体重の気になってきた思春期の同級生
ユーチューブで検索してみてください。うろ覚えですが、最初はビーチに落ちているペットボトルで作られたんじゃなかったかな?ネックが底まで貫通している仕組みになっています。当然ながら、音は小さいし薄いです。でもこれがないと家に飾れないので死んじゃう。
★クッキー缶ウクレレ:給食で残った牛乳を飲む大きな友達
沖縄三線で、カンカラ三線って知ってますか?これのウクレレ版です。さまざまな缶を利用して作られているので、ボディーの形状によって、音色は分かれるとこ ろですが、一般に音は甲高い。チンチン鳴ります。単音で弾くととても良いですよ。商品として、流通もしてます。これはなくとも死なない。
★シガーボックスウクレレ:廃品利用の上手な発明家の友達
クッキー缶と同じ発想。四角いボディーなので、ちと弾きにくいですし、シガーボックスは合板(ベニヤのように、薄い木材を張り合わせたもの)が使われているこ とが多いので、上質なベニヤならば音は良いです。当たりはずれがありますな。もちろん商品としても流通していますよ。格好良いので、飾るためのフックか ボックスがリビングにないと死んでしまいます。
★アロハイサイ:なんくるないさ、楽天家の友達
これも確かユーチューブにサンプル が載っています。三線のボディにウクレレのネック。とてもお高い。沖縄三線らしく、ビンビン鳴ります。コードも弾けるし、単音も鳴ります。天然の皮を使っ ている場合、更にお高いです。おいらはウクレレに三線の弦を張ったことがありますが、やっぱりビンビン鳴りました。こちらのウクレレにウクレレ弦を張った ことはありませんので、試された方はご一報ください。死ぬまでには買わないと死んじゃう。30年後年金で買おうか。
他にもこんな変なウクレレ見た!って方はコメントください。聞かせてほしいな。mahalo nui.