Kama’aina カマアイナ(正しくはカマ・アイナと発音します)という言葉があります。
ハワイで生活する人はみんな知っている言葉で、すでに英語として認知されている言葉です。
訳して地元民。ローカルのことです。
語源はkama=child、’aina=land。土地の子供達。ハワイには分解して訳すと素敵な言葉って多い。
カマ・アイナレートという言葉があります。ハワイのIDか免許証を提示すると、数々の割引特典が受けられるというものです。
ハワイは観光地。観光客用の値段設定があります。
ホテルやレストラン、雑貨屋、ゴルフ、その他ミュージアムなどの観光施設、レンタカー、果てはハワイ大学の学費まで。。
スーパーのメンバーカードもカマ・アイナの一種です。
しかし、値段を観光客に合わせて設定してしまうと、地元の人が来なくなる。
ということで地元ローカル用に値段を設定することにしました。
東南アジアの国々のようで悲しいけれど、それらの国と異なるのは、地元に優しく、愛してもらって支えてもらえないと地元に貢献ができないし、いつかは自分たちの生活にも跳ね返ってくることを経験で知っているんですね。
成り立ちに関してはあまり詳しくありませんが、とにかくこの言葉が全島に広がって認知されているということは、全ての人に知られる、制度という形を取った文化です。
文化として根付いているということは、皆に認められるということです。
例えば軽井沢でこんなことを始めると多分異端扱いされたり、足並みを乱すということで白い目で見られたりするかもしれません。ハワイは全島をあげて取り組んだ結果かもしれません。
例えばゴルフ。観光客からは120ドル取ります。ハワイのIDか免許証を提示すると、20ドル以下で回れます。びっくりでしょ?
ホテル:90ドルから40ドルまで割引
レストラン:レストランにより異なるけれど、1割〜3割、またはチップを自分で決められる権利。
ハワイ大学の学費(フルタイムの場合):年間15000ドルのところを1500ドル。
昔はハワイで運転免許証を取ろうっていうツアーありましたね。住民でなくとも住民の証を手に入れられます。今もやっているのかな。