ウクレレを弾きやすくカスタマイズ(弦を交換しよう)

色々なウクレレの弦を試してみよう

予算と時間に余裕があるのなら、いろいろな弦を試してみましょう。ウクレレの音が形作られるには、さまざまな要因があります。ボディー形状、木材の種類、弦の種類などがありますが、弦は自分の力でカスタマイズできますね?固有のウクレレに相性の良い弦というものがありますので、それを探す。何よりも、コロコロとしたウクレレらしい音がほしいのか、ソロ弾きに適しているのか、それを判断するための自分自身の経験の蓄積にもなります。ウクレレと共に(友に)自分の耳も育てていきましょう。また、ウクレレ仲間がいるのなら、弾かせてもらいましょう。比較して、耳も育っていきます。

おススメの弦は、ニルガット(人工の腸)弦です。白い弦です。個人的な意見ですが、弦のテンションが程よく、比較的指が痛くなりません。サステイン(音の伸び)は他の弦に負けるのですが、最初に爪弾いたときのアタック感がなんともいえません。音も柔らかいです。最近生徒さんが新調したアメリカ製、ハワイ製、または中国製ウクレレのほとんどが、最初からこの弦を搭載していましたので、メーカーでも評判が良いのでしょうね。白い弦が最初からついていたら、それはAquila社のニルガット弦です。

また、補足になりますが、何もウクレレの弦を買わないといけないということはありません。

クラシックギターの弦も同じく、ナイロンでできています。バラで売っていますし、一本で2回分の弦がとれますので、かなりお得な使い方かと思います。クラシックギター用の1弦=ウクレレの1弦。右利きの人がウクレレを構えたら、一番下に来る弦が1弦です。2弦と3弦も同じくなのですが、4弦(G弦)はクラシックの1弦を代用します。

また、LOW-G弦は、クラシックの4弦が使えます。これもクラシック用の一本で2回分の長さがあります。LOW-G弦は交換頻度が早く、2ヶ月おきに換えないといけませんので、予算は3分の1程度。かなり懐にやさしいですね。

懐にやさしいといえば、釣り糸を利用している人もいます。釣り糸は、フロロカーボンという糸なのですが、ここ何年かでフロロカーボン製のウクレレ弦もちらほら出ています。

フロロカーボン弦のすばらしさは、その音の伸びにあります。細いセッティングもできますし、とにかくセットのバリエーションがとても多い。ということで注目の新素材(といっても発売からかなり経っているのですが)です。

そんなフロロカーボン。他の弦に比べると少々お高い。そこで、同じフロロカーボンである釣り糸の登場です。40m巻きで、最初だけは金銭負担が高いですし、4本の違う太さを買わないといけませんが、ウクレレ一本分に換算すると、とても安いのです。グループでシェアする、という購入方法か、釣り好きの人に分けてもらうのが良いでしょう。

ウクレレに沖縄三線の弦も張ってみました。結論としては、可。とても沖縄な音が鳴ります。ソロ弾きに向いていて、コード弾きにはあまりおススメできません。

三線の弦、3本セットしかないので、2セット買わないといけないのが難儀ですが、一番細いのが1弦、2番目が2弦、3番目が3弦。一番細い弦をもう一本4弦に張ってあげましょう。テンションがかなり高いので、コンサートボディかそれよりも大きなウクレレに張りましょう。

他にも、レインボーカラー弦などもあるのですが、まだ試したことがありません。試した方は、感想をぜひご一報御願いしまっす。

弦についても語り合いましょう。コメント欄で質問を受け付けています。mahalo nui.

質問などありましたらコメントくださいね mahalo