レイも編みます。ハワイの魔よけ、ティーリーフ。生活に欠かせません。

ハワイの魔除け、ティーリーフ

ハワイ語でKi leaf。

家の回りに植えます。

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儀式で神官(カフナ)が使います。

オリ(祈り)を唱えながら、ティーリーフを振ります。あるフラショップのオープンで、フランク ヒューイットがやってるの見たんだけど、葉っぱを水につけて、振ります。これを祈りの間何度も繰り返していました。

レイを編んでフラで着用します。

首にかけるレイ、頭につけるレイポ・オ、手首足首につけるクーペ・エ。自然に感謝して踊ります。男のフラで、スカートの材料にもなります。

食べ物を包んで蒸し焼きにします。

特に、ラウラウというハワイアンフードでは、良い香りがついて、とても美味しいです。

レストランでも飾ります。

ルアウなどで、ランチョンマット代わりにテーブルを飾ります。

生活には欠かせません。

僕の家の庭にも沢山植えてあります。もう2メートルに成長しました。

自宅の植物でレイを編んだり、何かのパーティーに持っていって飾りみたいにしますが、自宅に生えているものを使うとご利益がある気がします。

ウクレレレッスンにはポータブルティーを欠かさず持っていきます。良い気が満ちている気がします。

沢山増えると、友達に株分けしてます。幹または節のところから切って、土に差すだけでどんどん増えていきます。

本来は南国の植物だけれど、東北以南の日本国内は熱帯化していますので、冬は屋内に入れれば十分に育ちます。ちゃんと根付けば冬屋外に出していても大丈夫かもしれません。

特に、フラダンスには絶対にかかせません。必ず織って、踊ってくださいね。

ハワイの国民食は誰がなんと言おうとサイミンだと思います

ハワイの国民食といえば、ロコモコだと言う人もいますが、自分はサイミンだと思います。

理由その一:ロコモコ置いていない店でもサイミンは必ず置いている。

エビをベースにしたカツオだしメインのスープに、沖縄そばを細くした感じと少しの蕎麦粉を混ぜた麺。とてもコシがある麺で、噛むとプツプツと切れる麺。かん水を多量に使った麺なので粘りや弾力はまったくない。 ちなみにリケリケドライブインなどで出している代表的なサイミンの写真はこちら。沖縄そばっぽいでしょ?だしはあまりとらず、あっさりとした食べ口に仕上げているのがポイント。軽く軽食という感じでローカルに親しまれています。

saimin

理由その二:小さいころから、給食やカフェテリアで親しむ機会がある。ちなみにロコモコはおいていない学校もあります。

下の写真はOkahara Saimin。中学高校のカフェテリアで、3人に一人が必ず食べています。日本蕎麦と沖縄そばの合いの子。これの輸入をしようかと本気で考えましたが、生麺なので断念。 サイミンと言えばオカハラ。学生の良き友達。僕は週5回コレとスパムむすびの昼食でした。 表現ができないんだけど、そば粉少し混ぜた沖縄そばにカツオだしスープなんだよね。

okahara saiminokahara saimin 

理由その三:マクドナルドのメニューにもご当地メニューとして採用。

ロコモコは置いていないマクドナルドだけれども、サイミンは置いています。生活に確実に根付いています。マクドナルドは、シニア世代に無料コーヒー券を無限に配っていますので、マクドナルドは毎朝シニア世代で満員。ある人はコーヒーとサイミンを食べるミスマッチ。とても面白い。

理由その四:誰しもオリジナルの味付けを持っていて、そのこだわりを人に披露したくてたまらない。

そんなみんなに愛されるサイミン。ハワイのレストランや学校のカフェテリアに行くと、これでもかという種類の調味料が各テーブルにおいてあります。ハワイのレストランを訪れた方はなぜなのか考えたことはありますか?それはこの数の調味料を置いていないと客から文句が出ることと、主にサイミンを食べるときに使用するからです。醤油、タバスコ、塩、胡椒、ケチャップ、酢、レストランによってこれ以上の種類が置いてあるところもあります。誰しも自分の独自の味付けをするのが特徴で、自慢げに味見を勧められるのが嬉しいやら迷惑やら。

ちなみに僕は、塩コショウでまず味を調え、味見。それからショウユ一回りでコクを加えて、タバスコで好みの酸味と辛さに整えて食す。ただこれだけのお話で、みんな同じ調味料を使っているので味に大きな変わりはないはずなのですが、自信を持ってオリジナルの味付けだと言い張って、人に味見を勧めて、評価をもらうところが面白い。あるローカルは、自慢げに味の黄金比率を説明して、バランスを整えているとアピールします。それが美味しいから不思議。

補足ですが、サイミンに限らず、フライドポテトとロコモコも同じ扱いで、ローカル一人一人が自分独自の味付けを持っています。自分独自の味付けを完成させた方は立派なローカルです。

理由その五:スーパーマーケットに行くと、カップラーメンのことを総称してサイミンと言う。

厳密に言うと、揚げ油麺であるカップラーメンと上記の写真にあるようなサイミンはまったくの別物。それはローカルもわかったうえで、それでもカップラーメンをサイミンと呼ぶ。しまいにはベトナム風の麺もサイミンと呼ぶ。中華のあんかけ焼きそばもフライドサイミンと呼ぶ。いかにサイミンという名前が一人歩きしているか、ですね。

サイミンの起源に関してはわかっていませんが、ある料理評論家は、麺は中華麺、そのあとに味付けを沖縄系移民がアレンジを加えたといっています。

語源に関しても不明。言葉の響きから、中国語とずっと思ってましたが、同級生の中国系ハワイアンに聞いたらそもそもサイミンという言葉が中国語にはないそうです。有力なのは、勘違いや聞き違いで名前が定着して、ハワイ訛りに定着したということ。

日本人が観光で行くようなところには、あまりサイミンは置いていないようですが、ハワイを訪れたら食べてみてください。地元の暮らしを食べ物で代表するのがサイミン。ハワイのコンビニにも、生めんタイプのカップサイミンが置いてあります。決して美味しいと呼べる代物ではないのですが、ハワイに住んでいた間は週2くらいのリピート率で食べてました。ハワイを離れた今では一番食べたいもののひとつです。ハワイではもっとも愛されているソウルフードなんです。

最後に、何年か前に日本でサイミンという名前のカップヌードルを売り出したことがありましたが、単なるエビラーメンに仕上がってました。この味はやはり現地で。ぜひ。

アロハスピリットを理解するための15の事柄

スピリットオブアロハ。アロハの心とでも訳しましょうか。

アロハの語源は、アロ=共有する、ハ=息。息を共有するということ。すなわち愛情を意味します。ハワイアンにとっての挨拶とはすなわち「愛」なんですね。

挨拶のとき、お互いのオデコをくっつけて、アロハと発音します。お互いの息を吸うんです。現在ではこの文化は失われていて、古いフラを学んでいる人しか知らないようなのです。今のハワイアンたちは、おでこをくっつけるのにかわり、ハグをしてアロハと挨拶をします。もちろん男同士でも握手をして、それから手をつないだままハグをして、アロハ、と挨拶します。

またアロハは単なる挨拶の言葉だけではなく、人それぞれのアロハがあります。僕はハワイで長いこと暮らしていたので、感じる部分がありまして、アロハは古き良き時代の日本人が持っている文化につながるのではないかと考えました。

忙しい時や生活に苦しいときこそ忘れてはいけないことです。 僕も腹が立つこともありますし、余裕を無くして無関心を装い、人の気持ちを考えずに言いたいこと言うときもあります。特に時間に追われている時です。そんな時、アロハを考えるようにしています。

 前置きが長いですね。では本題に入ります。

アロハスピリット

たくさんのハワイアンに聞き取りをした結果、回答の多いものから順に並べます。

1 空気を共有すること。そもそものアロハの語源。

2 愛すること。空気を共有するということはハワイアンにとってすなわち愛。

3 自然を愛すること。旧きハワイアンの生活を知っている人は、土地や海があってこそ、豊かな生活をおくれることを知っています。

4 すべての物に感謝すること。自然、周りの人、出来事があってこその人生と知っているのです。

5 自然や隣人をリスペクトすること。感謝とともに、尊敬もしないといけません。

6 譲り合うこと。感謝、尊敬があると当然なことながら譲り合うことも必要ですね。

7 コクアの気持ちを持つこと。譲り合うと、コクアの気持ちも目覚めます。助け合うということです。

8 穏やかに暮らすこと。助け合うと自然と穏やかに過ごせます。

9 争いはジョークにしてはぐらかすこと。人間ですから、ねたみ恨みは仕方がありません。争いごとはあります。そこでジョークにすり替えてお互いのストレスを減らすのです。

10 皆で持ち寄ってご飯を食べること。争いがあっても、これによって絆が深まるのです。

11 持っているものをシェアすること。食べ物に限らず、シェアすること自体が一つのハワイアン文化の特徴です。

12 知らない人に優しくすること。上記のことをつきつめると、知らない人にも優しくすることができます。究極のホスピタリティです。

13 共感する心。人の痛みを知ること。これがないと知らない人に優しくすることができません。

14 恥を知ること。自分がやって欲しくないことや恥ずかしい行動は、ハワイアンのつながりを薄める行為です。ちなみに、恥を知るという文化は、全世界でポリネシア、日本、ロシアにしか存在しないと何かで読みました。

15 先輩の言うことをよく聞くこと。ハワイでは、アンコー(おじさん)、アンティー(おばさん)と呼ばれる人は血縁でなくとも自然とそう呼ばれます。いつでも適切な助言や、叱ることが上手な人がこの称号とともに呼ばれます。これをアンコースタータスと言います。

以上、上記のどれかでも当てはまればアロハスピリットの持ち主です。また皆それぞれ独自のアロハがあるはずです。それを見つめてみましょう。

自分はハワイの文化を一緒に学ぶことにより日本人が忘れかけた大事なことを一緒に思い出すことをライフワークとしています。

というのは宗教観に共通点が多いからです。ハワイの神様を深く学ぶと神道との共通点がたくさん見つかります。言葉も共通しているし、団塊の世代の考え方も共通点がある。

世界中で特にフラが愛されているのは日本だけ。韓国や中国、儒教、仏教、イスラムの国ではなかなか広まらないのです。

フラ教室やハーラウ同士で、仲の良いところもありますが、陰口を叩き合っているのは何故でしょうかね。全体で盛り上がって大きなイベントなんかやっていけば楽しいのにと思います。踊りの形がどうとか、ここは悪い形で辞めた生徒が勝手に新しく始めた教室だとか、ぶっちゃけどうでもいいと思う。

正しくアロハが伝わって、日本人なりにアレンジを加えて良い形で広がれば嬉しく思います。踊りよりもアロハを教えることに皆力を注いで欲しい。文化を正しく継承している素敵な教室身近にたくさんあります。全部応援したいです。

あなたのアロハも教えてください 。